2018年11月の世界半導体市場は前年比9.8%増の413.7億ドル、最高記録の連続更新ストップ
2018年12月31日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2018年11月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2018年11月の世界半導体売上は前年同月比12.7%増、前月比1%減の413.7億ドルだった。2018年6月から10月までは5ヶ月連続で単月売上の最高記録を更新していたが記録の更新がストップした。とは言え単月売上が前年実績を上回るのはこれで27ヶ月連続で、2018年の売上合計額は4700億ドル超の過去最高となる見通し。なお、昨年11月に発表されたWSTS秋季予測によると2019年は2.6%の成長と予測されている。
2018年11月の世界半導体市場を地域別の売上で見ると、前年比2ケタ成長を続けていた北米の成長率が8.8%にダウン。トップの中国も20%台だった対前年比成長率が17.4%に落ちた。地域別では全ての地域が前年比プラス成長を記録しているが、アジアその他の地域以外は軒並み成長率が鈍化している。
日本市場の売上は前年比5.6%増、前月とほぼ同等の33.9億ドル。売上を円ベースで換算すると前年比約5.9%増の約3843億円となる。