デンソーの子会社NSITEXEが新領域プロセッサー「DFP」を搭載したSoCを開発
018年12月13日、自動車向けの半導体IPを手掛けるNSITEXEは、同社のIPであるDFP(Data Flow Processor)を搭載したSoCの開発を発表した。
発表によるとNSITEXEは、同社が「新領域プロセッサー」とうたう高性能プロセッサー「DFP」を搭載したSoCのテストチップとボードを開発。年明けに東京ビッグサイトで開催される「第11回オートモーティブワールドにて初披露する。
「DFP」は、NSITEXEが米AIチップベンチャーのThinCI社と共同で開発したIPで、今回開発したSoCにはDFPの他にArm Cortex-R52やMIPS I6500といったCPU、LPDDR4/PCIeなどのインタフェースが搭載されている。SoCの構成についてその他詳細は不明だが、NSITEXEの親会社デンソーが以前ライセンス契約していたNetSpeed社のインターコネクトが利用されている可能性が高い。(※NetSpeed社は今年9月にIntelに買収された)「DFP」は自動運転をターゲットに開発したものと見られているが、NSITEXEは今回開発したDFP搭載SoCの性能を様々なアプリケーションにおいて実証するとしており、クルマに限らず様々な分野への展開を考えているようだ。