RISC-VベースAIチップのEsperanto Technologiesが投資家から5800万ドルを調達
2018年11月4日、AIチップを開発する米ベンチャーEsperanto Technologiesは、資金調達Bラウンドの成功を発表した。
発表によるとEsperantoは資金調達第二ラウンドで投資家から5800万ドルを調達。同社の累計調達額は6300万ドルとなった。今回投資に参加した投資家については明らかにされていない。
Esperantoは、オープンソースの命令セットアーキテクチャ「RISC-V」をベースとしたプロセッサ・コア「ET-Maxion™」と「ET-Minion™」を開発し、これらコアを基にしたマシンラーニング/ディープラーニング向けチップを開発している。同社の社長兼CEOは元Transmeta社CEOのDave Ditzel氏で、プロセッサビジネスにおけるこれまでの経験と実績は業界で広く知られている。
今回調達した資金は、7nmプロセスを用いたAIチップの製品化に充てられる予定。公開されている情報から推測すると、まずはじめに数千個の「ET-Minion™」コアを搭載するエネルギー効率を重視したAIチップが製品化されるようだ。