NECがFPGA向けに「ExpEther」IPコアの提供を開始、Ethernet経由のPCIe利用が可能に
2018年11月月13日、NECは同社が開発したPCI Expressの拡張技術「ExpEther」のIPコアをリリースした事を発表した。
「ExpEther」は、EthernetとPCIExpressを結びつける技術として2006年にNECが開発もの。これまで「ExpEther」技術を搭載した製品は、大学、企業、公共・社会インフラシステムなどを中心に採用されているが、今回発表したIPコアはFA機器での利用をターゲットとしたもので、FPGA向けのIPコアとして提供される。同IPコアを実装したPCI ExpressインタフェースのFA機器は、OS、ドライバ、ハードウェアを一切変更する事なくEthernetを利用した通信が可能となる。
提供されるIPコアはPCI Express Gen1-3, 1,10,40G Ethernetに対応しており、IntelおよびXilinxのFPGAを対象とする。NECは産業機器メーカーを中心に、今後3年間で30社に販売することを見込んでいる。