SocionextがNEDO委託事業としてAIエッジLSIの研究開発プロジェクトを始動
2018年10月18日、Socionextは、「進化型・低消費電? AI エッジ LSI の研究開発」プロジェクトがNEDO委託事業に採択された事を発表した。
発表によると「進化型・低消費電力 AI エッジ LSI の研究開発」プロジェクトは、SocionextとArchiTek株式会社、株式会社豊田自動織機の3社で提案したもので、小型・低消費電力で多様なアルゴリズムにフレキシブルに対応するAI処理チップと、関連するソフトウェア・システムを統合した「AI エッジソリューション」の提供をゴールに、下記分担により2021年度まで進められる。
(1) 仮想エンジンアーキテクチャ (担当:ArchiTek 株式会社)
小型・低消費電力化と柔軟性を両立し、アルゴリズムの進化、幅広い AI 応用に対応できるアーキテクチャ
(2) リアルタイム SLAM (担当:株式会社豊田自動織機)
ロボットなどの自律走行での自己位置推定をリアルタイムで実現する SLAM (Simultaneous Localization And Mapping) 技術
(3) 量子化 DNN (担当:株式会社ソシオネクスト)
高速・低電力・省電力化のための量子化 DNN で認識率が低下する問題の解決
(4) エッジ環境最適化 (担当:株式会社ソシオネクスト)
クラウドとエッジの連携においてエッジ側が分担する機能を見極め最適化する方式の検討