MIPI、自動車業界のニーズに対応するMIPI A-PHYの開発を発表-データレート48Gbps以上を視野
2018年8月2日、MIPI Allianceは新しいフィジカルレイヤ仕様「MIPI A-PHY」について発表した。
「MIPI A-PHY」は自動車業界が求める高速データ・インタフェースに対応するための新仕様でデータ伝送距離は最大15m、データ転送レートは48Gpbs以上を視野に入れている。現在開発が進められている「MIPI A-PHY 1.0」はデータ転送レート12-24Gbpsに対応するもので、2019年後半にリリースされる予定。早ければ2024年には「MIPI A-PHY」を使用した車両が生産される。
「MIPI A-PHY」仕様は、高速データ、制御データ、オプションの電源が同じ物理配線を共有するため、配線、コスト、重量の要件を最適化可能。またその仕様により全体的に複雑さが緩和され、システムコストや消費電力の削減も実現できるという。