Synopsysが大規模データセンターの400G伝送に対応する高性能イーサネットIPを発売
2018年7月24日、Synopsysは新製品となるSoC向けの設計IP「DesignWare 56G Ethernet PHY IP」の提供開始を発表した。
発表によるとSynopsysの新製品「DesignWare 56G Ethernet PHY IP」は、400Gbpsの伝送能力を持つ超大規模データセンター向けSoCの開発をターゲットとする製品で、以下のような仕様・特長を持つ。
・シリコン実証済みのデータ・コンバータ、コンフィギュラブルなトランスミッタ、DSPベース・レシーバで構成
-開発対象のアプリケーションに対して最適な消費電力/性能バランスを実現
・リーフ&スパイン型ネットワーキング・アーキテクチャで必要になる伝送容量に対応
-10Gから400Gイーサネットのシングル/アグレゲート・リンクレートをサポート
-PAM-4/NRZデータ伝送方式をサポート
・チップ間/バックプレーン/光学および銅ケーブル接続に関してOIF/IEEE規格が定める基準をしのぐ性能
・レシーバーにフル機能のDSPを搭載
-より強固なタイミング・リカバリーと優れたジッター・パフォーマンスを実現
・独自アーキテクチャのPAM-4トランスミッタにより、正確なフィードフォワード・イコライゼーションが優れた伝送特性を実現
・拡張性の高い独自のPHYアーキテクチャ
-次世代の800Gイーサネット・アプリケーションにも対応
「DesignWare 56G Ethernet PHY IP」の16nm/7nm FinFETプロセス・シリコン・デザインキットは、それぞれ2018年Q3、Q4の提供開始を予定している。