2018年Q1世界EDA売上は前年比約8%増の23億880万ドルで好調維持
2018年7月24日、米ESD Allianceは、2018年度第1四半期(1月-3月)の世界EDA売上報告を発表した。
ESD Allianceの発表によると、2018年Q1(1-3月)の世界のEDA売上総額は前年比約7.8%増の23億880万ドルで、Q1売上として過去最高を記録した。
2018年Q1のEDA売上をカテゴリ別に見ると、全ての分野で売上が前年実績を上回った。目立って伸びたのはIC Physical Design & Verification分野とPCB/MCM分野で、それぞれ前年比19.3%増、13.8%増だった。
2018年Q1のEDA売上を地域別に見ると全ての地域で売上前年比増を達成。中でも欧州市場は前年比10%増を超える好結果を残した。日本市場の売上については円ベースで換算すると前年比約1.1%増で268億5066万円程度となる。
2018年Q1時点でのEDA業界の従業員数は前年比10.4%増の41,110人で過去最高記録を更新した。
2018年Q1の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■CAE分野 6億9970万ドル 2.4%Up
■IC Physical Design & Verification分野 4億7260万ドル 19.3%Up
■IP分野 8億3070万ドル 5.1%Up
■サービス分野 1億1250万ドル 9.7%Up
■PCB/MCM分野 1億9340万ドル 13.8%Up
2018年Q1の地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■北米 10億2440万ドル 8.4%Up
■欧州 3億3640万ドル 12.4%Up
■日本 2億4810万ドル 5.8%Up
■アジアその他地域 6億9990万ドル 5.4%Up