富士通セミコンダクターが8MビットFRAMを量産開始
2018年6月26日、富士通セミコンダクターは新製品8MビットFRAM「MB85R8M2T」を開発し今月から量産を開始した事を発表した。
8MビットFRAM「MB85R8M2T」は富士通セミコンダクターのFRAM製品としては最大容量。1.8V-3.6Vのワイドレンジで動作し、SRAM互換のパラレルインターフェースをもつ。不揮発性メモリであるFRAMをSRAMの代わりに利用する事で瞬断対策用のバッテリーが不要となり、場合によりメモリ部の実装面積を約90%削減可能。またFRAMの書換え保証回数は10兆回と同じ不揮発性メモリのEEPROMの約1,000万倍の耐性がある。富士通セミコンダクターのFRAMは、コスト削減効果と合わせて頻繁なデータ書換えが必要な産業機械用途を狙っている。