1800万ドルを調達したエッジAIプロセッサのKneronは今年3D AIソリューションをリリース予定
2018年5月31日、エッジ向けのAIソリューションを手掛けるベンチャーKneronは、1800万ドルの資金調達に成功したことを発表した。
Kneronは2015年にサンディエゴで設立されたAIベンチャーで経営者は台湾系、エッジ向けのAIプロセッサおよび独自のニューラルネットワーク技術をベースにした視覚認識ソフトを手掛けている。
発表によると同社は資金調達A1ラウンドでベンチャー・キャピタルHorizons Venturesらから計1800万ドルを調達した。Kneronは獲得した資金を元にスマートフォン、スマートホーム、監視システムをターゲットとしたパートナーとの製品開発とコラボレーションを加速するとしている。同社のパートナーにはAlibaba, Baidu, TencentやQualcommなどの大手が名を連ねている。
Kneronのエッジ向けAIプロセッサ「NPU」は超低消費電力をうりにしており、現在「KDP 300/500/700」と3種類の製品を提供。スマートフォンの顔認識用に開発された「KDP 300」は5mW未満で動作する。Kneron今年の後半に画期的な3D AIソリューションを発売する計画だという。