SynopsysのCNNエンジン搭載プロセッサ「EV6x」が業界初のASIL D対応に
2018年5月17日、Synopsysは「DesignWare EV6x Embedded Vision Processors with Safety Enhancement Package (SEP)」の提供開始を発表した。
Synopsysのエンベデッド・ビジョン向けIPコア「EV6x」は、2016年に発表されたCNNエンジン搭載プロセッサ。(関連ニュース) Synopsysは今回「EV6x」に「SEP:Safety Enhancement Package」を付ける事でセーフティー・モニター、ロックステップ機構などセーフティー機能を実現。機能安全規格ISO 26262のASIL B、C、Dに対応した。
またSynopsysは「EV6x」の開発環境についてもASIL D対応を済ませ、「DesignWare ARC MetaWare EV Development Toolkit for Safety」を用意した。
今回の一連のASIL D対応により「EV6x Processors with SEP」を使って開発した車載システムは機能安全の規格認証にかかる期間を短縮することが可能に。自動運転向けにディープラーニング機能を搭載したシステムであっても同様となる。