2018年3月の世界半導体市場は前年比20%増の370.2億ドル、3月の売上記録を更新
2018年4月30日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2018年3月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2018年3月の世界半導体売上は前年同月比20%増、前月比0.7%増の370.2億ドルを記録した。同実績は3月の単月売上としては過去最高で、単月売上が前年実績を上回るのは20ヶ月連続となる。
四半期毎の売上で見ると2018年Q1(1-3月)売上は1110億ドルで前年を20%上回る実績。但し直近の2017年Q4(10-12月)売上に対しては2.5%マイナスとなっている。
2018年3月の世界半導体市場を地域別の売上で見ると、全ての地域で前年比2ケタ増の売上を記録。これは8ヶ月連続となる実績。前年比で最も成長したのは北米市場で前年比35.7%増。北米市場は2017年9月から5ヶ月連続で前年比40%増以上の成長を継続していたが、この数ヶ月で成長率が徐々に緩やかになってきている。
日本市場の売上は前年比12.4%増の31.9億ドルで2月実績をわずかに上回った。売上を円ベースで換算すると前年比約5.3%増の約3381億円で前月比約1.5%減となる。