2017年の世界半導体市場は過去最高となる前年比21.6%増の4122億ドルを記録
2018年2月5日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2017年12月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2017年12月の世界半導体売上は前年同月比22.5%増、前月比0.8%増の379.9億ドルで9ヶ月連続の単月売上記録更新を達成。単月売上が前年実績を上回るのは17ヶ月連続となる。
最終的に2017年1-12月の売上合計は前年比21.6%増の4122億ドルで史上最高額。ついに4000億ドルの大台を突破した。2017年の売上を大きく伸ばしたのは何と言ってもメモリで、前年比61.5%増の1240億ドルを記録。DRAMの売上は前年比76.8%増、NAND flashの売上は前年比47.5%増と急成長した。メモリに次いで売上の大きいLogic製品は前年比11.7%増の1012億ドルだった。
2017年12月の世界半導体市場を地域別の売上で見ると、全ての地域で前年比2ケタ増の売上を記録しており、これは5ヶ月連続となる実績。7月以降急成長を継続している北米市場は前年比41.4%増と11月を上回る結果を残した。欧州市場は前年比20.2%増と北米に次ぐ成長率を10月以降維持している。トップシェアの中国市場は欧州に次ぐ前年比18.1%増の成長だった。
日本市場の売上は各地域の中では最も低い32.4億ドル、対前年比は14%増と11月を上回った。売上を円ベースで換算すると前年比約11.2%増の約3659億円で前月比約0.8%増となる。