商用RISC-VプロセッサのSiFiveがSynopsysの検証プラットフォームを採用
2017年11月21日、Synopsysは、SiFive社による同社検証ソリューションの採用事例を発表した。
発表によるとSiFiveは、同社の開発するRISC-VベースのプロセッサならびにSoCの検証向けに、Synopsysの「Verification Continuum™プラットフォーム」を採用した。「Verification Continuum™プラットフォーム」はSynopsysの提供する各種検証ツールから成る統合検証プラットフォームだが、今回SiFiveは同プラットフォームの中のシミュレータ、検証用IP(VIP)、デバッグ・ツール、スタティック/フォーマル検証ツールを活用した。
SiFiveはRISC-Vの発明者らが2015年に設立したファブレス半導体ベンダで、RISC-VベースのSoCおよびIPコアを提供している。2016年11月に業界初のRISC-VベースのSoCの出荷を開始し、2017年7月に「Coreplex IP」と呼ぶIPコアをリリースしている。同社はRISC-Vコミュニティのリーダー的存在として知名度が高い。