2017年9月の世界半導体市場は前年比22.2%増の359.5億ドルで史上最高
2017年10月30日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2017年9月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2017年9月の世界半導体売上は前年同月比22.2%増、前月比3.7%増の359.5億ドルでまたしても単月売上記録を更新した。記録の更新はこれで6カ月連続。単月売上が前年実績を上回るのは14ヶ月連続で、史上最高の活況に湧く市場の勢いは未だ衰えていない。この状況を受けて調査会社Gartnerは、今年の世界半導体売上予測を前年比19.7%増の4111億ドルと再び上方修正している。
2017年9月の世界半導体市場を地域別の売上で見ると、8月と同様全ての地域で前年比2ケタ増の売上を記録。北米市場は7,8月に続いて前年比40%増と驚異的な伸びを示した。トップシェアの中国市場は前年比19.9%増と8月よりも対前年売上比率がダウン。9ヶ月連続で達成していた前年比20%を超える売上増が止まった。
日本市場の売上は、各地域の中では最も低い前年比11.9%増の31.4億ドル。円ベースで換算すると前年比22.1%増の約3477億円となり、わずかに8月の円ベース実績を上回った。