CodasipがRISC-VベースのIoT向け超低電力プロセッサ「Bk-1」を発表
2017年8月21日、プロセッサIPを手掛けるCodasipは、新製品となるRISC-Vベース・プロセッサ「Bk-1」を発表した。
Codasipはチェコに本社を置くIPベンダで、オープンソースの命令セットアーキテクチャ「RISC-V」をベースとした独自プロセッサをはじめとした各種プロセッサIPを提供している。
今回発表した「Bk-1」は同社のRISC-Vベース・プロセッサとして3種類目の製品で、IoT製品向けの組込みプロセッサとしての利用が想定されている。Codasipによると「Bk-1」はRISC-Vに準拠した32ビット・プロセッサで、最小9kゲート、55nmプロセスで最大クロック350MHzで動作する。オプションとして電源管理ユニット、JTAGデバッグ・コントローラ、AMBAバスへのブリッジなどが備えられており、既存のARMデザインに容易に統合できるというのもウリの一つ。また、Codasipの用意する独自の開発環境を利用すれば、組込みソフトのプロファイル結果を元にターゲット・アプリケーションに最適な形にプロセッサを調整することができる。Codasipは元々この独自のプロセッサ開発環境をベースとしたEDAベンダという側面も持っていた。