2017年Q1世界EDA売上は前年比約10.5%増の21億6750万ドルで好調維持
2017年7月6日、米ESD Allianceは、2017年度第1四半期(1月-3月)の世界EDA売上報告を発表した。
ESD Allianceの発表によると2017年Q1(1-3月)の世界のEDA売上総額は、前年比約10.5%増の21億6750万ドル。さすがに前Q4の売上を上回る事はなかったが、Q4に続いて前年比2ケタ増と好調を維持した。
2017年Q1のEDA売上をカテゴリ別に見ると、サービス分野以外全ての分野で売上が前年実績を上回った。売上2大柱のCAE分野、IP分野はともに前年比14%増を超える伸びを示した。
2017年Q1のEDA売上を地域別に見ると全ての地域で売上前年比2ケタ増を達成。北米市場は初の10億ドル超えを果たし、その他の地域は軒並み前年比20%増を超える成長を示した。日本市場の売上については円ベースで換算すると前年比約8%増で248億5000万円程度となる。
2017年Q1時点でのEDA業界の従業員数は前年比7.8%増の37195人で前Q4に続いて過去最高記録を更新した。
2017Q1の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■CAE分野 7億740万ドル 14.1%Up
■IC Physical Design & Verification分野 3億9600万ドル 5.4%Up
■IP分野 7億9050万ドル 14.8%Up
■サービス分野 1億360万ドル 7.2%Down
■PCB/MCM分野 1億6990万ドル 2.4%Up
2017年Q1の地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■北米 9億6070万ドル 11.3%Up
■欧州 3億780万ドル 6.2%Up
■日本 2億3370万ドル 0.3%Down
■アジアその他地域 6億6520万ドル 15.7%Up