RISC-Vベースのプロセッサ・コアを手掛けるSiFiveが資金調達第二ラウンドで850万ドルを調達
2017年5月8日、オープンソースの命令セットRISC-Vをベーストしたプロセッサ・コアを手掛ける米SiFiveは、資金調達第二ラウンドで投資家から850万ドルを調達した事を発表した。
発表によると今回SiFiveの資金調達をリードしたのは、Sutter Hill Ventures、Osage University Partners、Spark Capitalの3社で、SiFiveの累計調達額は1350万ドルとなった。
SiFiveはRISC-Vの発明者らが2015年に設立したファブレス半導体ベンダで、RISC-VベースのSoCおよびIPコアを提供している。2016年11月に業界初のRISC-VベースのSoCの出荷を開始し、今月始めには「Coreplex IP」と呼ぶIPコアをリリースしている。このIPコアは、NDA契約不要ですぐに入手・評価可能で、コアの使用にあたりロイヤリティは発生しない。
現在「Coreplex IP」としては、「E31」および「E51」と呼ばれる二種類のコアが提供されており、「E31」はARMのCortex-M3,M4、「E51」はARMのCortex-A53に対抗できる製品とされている。