CadenceのVirtuosoとMATLAB間のシームレスなデータ共有が可能に-双方向でデータマイニングと解析を加速
2017年5月17日、Cadenceは、同社の「VirtuosoR Analog Design Environment (ADE)」製品群に関するMathWorks/MATLABとの提携拡充を発表した。
発表によるとCadenceとMathworksの両社は、「Virtuoso ADE」と「MATLAB」の緊密な統合を実現。これにより両プラットフォーム間でシームレスにデータを共有することが可能になり、双方向で大規模なデータマイニングや解析を高速化できるようになった。
例えば、MATLAB Toolboxおよび言語を使用して容易に複雑なデータ演算を実行したり、シミュレーション結果を解析・可視化したりといった作業を「Virtuoso ADE」と「MATLAB」いずれの環境でも可能となるほか、2つのツールに分担させて実行することが可能となるという。
両ツールのユーザーであるAllegro Microsystems社は、今回の「Virtuoso ADE」と「MATLAB」の統合により、アナログ領域の徹底的な検証が可能となり開発期間を短縮できるようになったとコメントしている。