2017年2月の世界半導体市場は前年比16.5%増の303億9000万ドルで2月売上記録更新
2017年4月3日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2017年2月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2017年2月の世界半導体売上は前年同月比16.5%増、前月比0.8%減の303億9000万ドルで2月の売上記録を更新。7ヶ月連続で前年実績を上回った。
今年の世界半導体市場は昨年を上回る5%前後の成長が見込まれているが、1月、2月と2ヶ月連続で前年比2ケタ増を記録している。昨年の上半期は市場が停滞していた関係で前年実績との差が大きくなっている状況だ。
2017年2月の世界半導体市場を地域別の売上で見ると、全ての地域で前年を上回る売上を記録。中でも中国市場は25%増、北米市場は19%増と大きく前年に対して実績を伸ばした。中国は昨年12月から3ヶ月連続で前年比20%超えを記録。中国政府による半導体強化政策は更に推進される事になっており、今後も中国市場は強い成長を維持しそうだ。
日本市場の売上はドルベースでは前年比11.9%増と12月に続き3ヶ月連続で2ケタ成長を記録。円ベース換算の売上は約3130億円で円ベースでも前年比約10%の成長となった。日本市場の売上が円ベースで前年実績を上回るのは前月に続いて2ヶ月連続。