2017年1月の世界半導体市場は前年比13.9%増の306億3000万ドルで1月売上記録更新
2017年3月6日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2017年1月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2017年1月の世界半導体売上は前年同月比13.9%増、前月比1.2%減の306億3000万ドルで1月の売上記録を更新。6ヶ月連続で前年実績を上回った。
今年の世界半導体市場は昨年を上回る5%前後の成長が見込まれており、幸先の良いスタートを切る形となった。
2017年1月の世界半導体市場を地域別の売上で見ると、全ての地域で前年を上回る売上を記録。欧州以外はどこも二桁成長となった。中でも中国市場は勢いを維持し続けており12月に続いて前年比20%超えを達成。北米市場も4ヶ月連続で売上前年超えとなり、市場の安定を取り戻した格好だ。
日本市場の売上はドルベースでは前年比12.3%増と12月に続き2ヶ月連続で2ケタ成長を記録。円ベース換算の売上は約3200億円で円ベースでも前年比約8.6%の成長となった。日本市場の売上が円ベースで前年実績を上回るのは2015年9月以来となる。