CMEのテストベンチ生成ツールとSilvacoの論理シミュレータが連携
2016年4月26日、検証/設計サービスと機能検証用のEDAツールを手掛けるCMエンジニアリングとプロセス/デバイス・シミュレータおよびアナログ、ミックスド・シグナル、RF設計向けのEDAツールを手掛けるSilvacoは、両社製品の連携を発表した。
フロントエンド分野のEDAツールを手掛けるCMエンジニアリングと、TCADやアナログ、ミックスド・シグナル分野で有名なSilvacoのコラボレーションと言われてイメージできる人は少ないと思われるが、今回の発表はCMEのテストベンチ生成ツール「SpecInsight-TEX」とSilvacoの論理シミュレータ「Silos」の連携に関するものである。
CMEの「SpecInsight-TEX」は、タイミングチャートからテストベンチの入力情報、検証シナリオ、シミュレーション実行スクリプトを自動生成するツールで、既に業界大手3社の論理シミュレータとの連携実績(各シミュレータ向けのデータ、スクリプトの出力)がある。
今回「SpecInsight-TEX」は、新たなシミュレータの対応としてSilvacoの論理シミュレータ「Silos」をサポート。「Silos」向けの出力だけでなく、「Silos」側で「SpecInsight-TEX」の出力をプロパティ画面で設定可能となった。このシームレスな連携により、人手によるデバック環境の構築が不要となり、デバッグ工数を大きく削減可能となる。
※株式会社シルバコ・ジャパン