2016年Q1世界EDA売上は前年比4.59%増の19億6200万ドル、日本市場は2ケタ成長
2016年6月30日、米ESD Allianceは、2016年度第1四半期(1月-3月)の世界EDA売上報告を発表した。
ESD Allianceの発表によると、2016年Q1(1-3月)の世界のEDA売上総額は、前年比4.5%増、前Q4比5%減の19億6200万ドルだった。前15年Q4は約6年ぶりに前年実績を下回ったが、今四半期は再びプラス成長に戻した。
2016年Q1のEDA売上を製品分野別に見るとCAE分野以外の全ての分野で売上が前年実績を上回った。中でもIP分野は前年比11.4%増と大きく成長した。
2016年Q1のEDA売上を地域別に見ると、全ての地域で売上前年比増を達成した。中でも日本市場は前年比11.9%と大きく成長し、再び売上2億ドル台に戻した。
2016年Q1時点でのEDA業界の従業員数は前年比7.4%増の34519人で過去最高記録を更新した。
2016Q1の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■CAE分野 6億1990万ドル 2.2%Down
■IC Physical Design & Verification分野 3億7580万ドル 4.6%Up
■IP分野 6億8870万ドル 11.4%Up
■サービス分野 1億1160万ドル 6.9%Up
■PCB/MCM分野 1億6600万ドル 2.8%Up
2016年Q1の地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■北米 8億6300万ドル 1.1%Up
■ヨーロッパ 2億8980万ドル 4.1%Up
■日本 2億3430万ドル 11.9%Up
■アジアその他地域 5億7500万ドル 7.2%Up