安全性の認証機関ULが新たなサイバー・セキュリティ認証プログラムでSynopsysのツール群を採用
2016年4月8日、Synopsysは、世界的な安全性の第三者認証機関UL(Underwriters Laboratories)による同社製品の採用事例を発表した。
ULは、様々な分野の製品安全規格を策定し、安全性の評価と認証を行う米国の営利企業で(2012年までは非営利組織として活動)UL認証マークの発行機関として世界的に知られている。
今回の発表によると、ULは新たに立ち上げたネットワーク接続機器向けのサイバー・セキュリティに関する安全性認証プログラム「UL CAP(Cybersecurity Assurance Program)」のセキュリティ・テストにてSynopsysのソフトウェア・セキュリティ・テスト・ツール群を採用。「UL CAP」は、米ホワイトハウスが国家のセキュリティ対策の一環として採用する信頼性の高い認証プログラムで、その認証のための作業にSynopsysのツール「Protecode」、「Coverity」、「Defensics」の3製品が利用されているという。
これらSynopsysのソフトウェア・セキュリティ・テスト向けのツールはいずれもここ数年のうちにSynopsysが買収により取り入れたソリューションで、Synopsysは新たな事業領域として、組み込みソフトウェア開発ならびにセキュリティ分野に対して積極的な投資を進めている。