半導体設計IPプロバイダのArasanが第二世代のMIPI Soundwire IPコアを発表
2016年4月7日、各種設計IPを手掛ける米Arasan Chip Systemsは、MIPI Soundwire IPコアの新製品を発表した。
今回Arasanが発表したのは、「Soundwire Host IPコア」および「Soundwire Device IPコア」の両製品で、これらは同社の第二世代目のMIPI Soundwire IP製品として既に利用可能となっている。
新製品のMIPI Soundwire IPコアは、昨今市場に増え続けている各種ウルトラポータブルデバイスをターゲットに、小型かつ低レイテンシ、低消費電力をうたうもので、最新のSoundwire仕様の早期導入を目指す企業に相互運用性テストのためのハードウェア・デザイン・キットという形で提供される。
ArasanはMIPI仕様の規格開発団体MIPI Allianceの初期からのメンバーで、MIPI仕様に精通した技術力を背景に各種MIPI仕様のIPを製品化しており、既にワールドワイドで多数の実績を残している。今回発表したMIPI Soundwire IP以外にもUSB、UFS、SD、SDIO、MMC/eMMC、UFSなど各種デジタルIPコア、アナログPHYインターフェース、検証IP、ハードウェア検証キットなど幅広い製品を提供しており、同社のIPを利用した半導体製品は既に10億ユニットを超えているという。
なおArasan製品の日本国内の販売およびサポートは、今年3月からEDAツールの販売と各種設計サービスを手掛けるスタビリティ株式会社が担当している。同社は米Averant社のフォーマル検証ツールの日本総代理店でもある。