2016年2月の世界半導体市場は前年比6.2%減の260.2億ドルで下降基調継続
2016年4月4日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2016年2月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2016年2月の世界半導体売上は前年同月比6.2%減、前月比3.2%減の260億2000万ドルだった。これで売上の前年実績割れは8ヶ月連続となる。
2016年2月の世界半導体市場を地域別の売上で見ると、前月同様中国を除く全ての市場が前年割れとなっており、中でも北米市場は前年比19.3%減と大幅に売上が減少した。北米市場が前年比2ケタ減を記録するのはこれで3ヶ月連続で、景気の先行きを左右する北米市場の不振は半導体市場全体に影響を与えそうだ。市場規模首位の中国は、前年比では3.5%増となっているが、1月よりも売上を落としている。
日本市場の売上はドルベースでは1月比0.8%減、円ベースでは3.9%減で、円ベース換算の売上は約2831億円となっている。