Mentor売上報告、15年11月-1月は前年比23%減の3億3730万ドル、2016会計年度は前年割れ
2016年3月3日、Mentor Graphicsは、2016会計年度第4四半期(15年11月-16年1月)の売上を報告した。
発表によると、Mentorの2016会計年度Q4の売上は、前年比約23%減の3億3730万ドル、営業利益は前年比43%減の7945万ドルだった。この実績は前Q3実績報告時の予測通りだが、同社のQ4売上が4億ドルを下回るのは3年振りで、前Q3に続いて2四半期連続で売上額が前年実績を下回った。
なお同社の2016会計年度の売上合計額は、前年比約5%減の11億8100万ドル、営業利益は前年比約27%減の1億3670万ドルという結果だった。(※GAAP基準による会計結果)
数字を見るとこれまで安定して継続してきたMentorの成長に異変が生じ始めているのは確かだが、Mentorのチェアマン兼CEOのWalden C. Rhines氏も指摘する通り、自動車業界における業績が好調である事は同社の長期展望にとって明るい兆しと言える。
Mentorは次期2017会計年度Q1(16年2-4月)の売上を2億2000万ドル程度と予測している。