SamsungがCadenceの配置配線ツール「Innovus」を10nm FinFETプロセス向けに認定
2016年2月17日、Cadenceは、同社の配置配線ツール「Innovus Implementation System」をSamsungが10nm FinFETプロセス向けに認定した事を発表した。
発表によるとSamsungは複数のデザインを用いた試行の結果として、Cadenceの配置配線ツール「Innovus Implementation System」を10nm FinFETプロセス向けに認定。
Samsungはこれまであまり積極的に自社プロセス向けのツール認定をアナウンスしていなかったが、ファウンドリ事業強化の一環としてツール認定を進めている格好だ。Samsungとしては自社で主に使用しているSynopsysの配置配線ツール「IC Compiler ?」だけでなく、Cadenceの配置配線ツール「Innovus」も認定する事で幅広くファブレス顧客に対応可能となる。
ちなみにSamsungは、自社での先端チップの開発において、一部の品種では「IC Compiler ?」ではなく、AtopTechの配置配線ツールを利用していると言われている。