Cadence売上報告、2015会計年度の売上は前年比7.6%増の17億200万ドルで過去最高
2016年2月3日、Cadenceは、2015会計年度第4四半期(2015年10-12月)の売上を報告した。
Cadenceの2015年Q4売上は、前年同時期比約4.2%増、前期Q3比約1.6%増の4億4100万ドルで前Q3に続いて同社の四半期売上記録を更新。純利益は前年比約23%増の8000万ドルだった。(※GAAP基準による会計結果)
Cadenceの2015会計年度の売上合計は前年比7.6%増の17億200万ドル、純利益の合計は前年比約58%増の2億5200万ドルという結果となった。Cadenceはこの5年間で売上を約1.8倍に拡大した事になる。
Cedanceの売上拡大の原動力は、TensilicaコアをはじめとするIPビジネスの拡大と各種新製品の市場投入が功を奏した結果と言える。2015年においては配置配線ツール「Innovus」とエミュレーター「Palladium® Z1」という2種類の大型新製品を投入しており、最先端チップを設計する顧客へのアプローチを強めている。
Cadenceは、2016会計年度も更なる成長を見込んでおり、来期Q1の売上額を4億4000-5000万ドル、2016会計年度の通年売上を現時点で17.9億-18.4億ドルと予測している。