2015年の世界半導体市場は前年比0.2%減の3352億ドル、下半期は6ヶ月連続で前年割れ
2016年2月3日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2015年12月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2015年12月の世界半導体売上は前年同月比5.2%減、前月比4.4%減の276億2000万ドルで6ヶ月連続で前年実績を下回った。
2015年通年の世界半導体市場の売上額は計3352億ドルで前年比0.2%減。年初時点ではプラス3-5%の成長が予測されていたが、7月以降は市場が下降傾向に入りそのまま持ち直す事は無かった。
2015年12月の世界半導体市場を地域別の売上で見ると、中国を除く全ての市場が前年割れとなっており、中でも北米市場は前年比14.5%減と大きく売上を落とした。好調の中国は11月に続いて市場規模首位を維持した。
日本市場の売上はドルベースで前年比8.1%減となっているが、円ベースで換算すると前年比約6%減の約3133億円という計算になる。
なお、昨年12月に発表されたWSTS秋季予測によると2016年の世界半導体市場は1.4%の成長と予測されている。