2015年Q3世界EDA売上は前年比7.1%増の19億5750万ドルでQ2売上記録を更新
2016年1月6日、米EDA Consortiumは、2015年度第3四半期(7月-9月)の世界EDA売上報告を発表した。
EDACの発表によると2015年Q3(7-9月)の世界のEDA売上総額は、前年比7.1%増、前Q2比2.6%増の19億5750万ドルで、Q3の売上として過去最高を記録した。四半期の売上記録が前年同時期を上回るのはこれで22四半期連続となる。
2015年Q3のEDA売上を製品分野別に見るとIC Physical Design & Verification分野が前年比14%増と大きく伸びた。成長を続けるIP分野も7四半期連続の前年比2ケタ増を達成し、ついにCAE分野を抜いてEDA市場の最大分野となった。
2015年Q3のEDA売上を地域別に見ると、Q2に続いて最大市場の北米と2番手のアジア市場が順調に成長。北米市場は再び売上9億ドルを超えた。日本市場もQ2の前年割れから回復し、売上を2億ドル台に戻した。
2015年Q3時点でのEDA業界の従業員数は前年比5.6%増の33430人で過去最高記録を更新した。
2015Q3の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■CAE分野 6億3470万ドル 5%Up
■IC Physical Design & Verification分野 4億790万ドル 14%Up
■IP分野 6億5290万ドル 11.4%Up
■サービス分野 9960万ドル 11.4%Up
■PCB/MCM分野 1億6240万ドル 3%Up
2015年Q3の地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■北米 9億420万ドル 7.4%Up
■ヨーロッパ 2億9030万ドル 2.2%Down
■日本 2億520万ドル 8.3%Up
■アジアその他地域 5億5780万ドル 11.6%Up