2016年1月5日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2015年11月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2015年11月の世界半導体売上は前年同月比3%減、前月比0.3%減の288億8000万ドルで5ヶ月連続で前年実績を下回った。
2015年の世界半導体市場は上半期は好調に売上を伸ばしていたが、7月以降は一転して売上の減少が続いている。2015年の年初時点では各関係機関は一様に数パーセントの成長を予測していたが、2015年世界半導体市場は最終的にほぼ2014年と同等の売上額に落ち着きそうだ。
2015年11月の世界半導体市場を地域別の売上で見ると、中国以外の市場は全て前年割れとなっており、市場規模としては中国が初めて首位に躍り出た。
日本市場の売上は円ベースで換算すると前年比約3.6%減の約3283億円という計算になる。