2015年12月2日、Synopsysは、2015会計年度第4四半期(15年5月-7月)の四半期決算を報告した。
発表によると、Synopsysの2015会計年度Q4の売上は、前年同時期比約8.9%増の5億8720万ドル、純利益は4976万ドルで前年実績の約80%相当だった。
Synopsysの2015会計年度の売上合計は前年比8.9%増の22億4200万ドルで過去最高を更新。純利益は前年比13%減の2億2593万ドルという結果だった。(※GAAP基準による会計結果)
Synopsysが打ち立てた22億4200万ドルという売上額は、EDA業界においても史上最高の実績となるが、それがどの程度の売上規模かというと、IPベンダのARMやFPGAベンダAlteraの売上を上回る規模となる。
Synopsysはこの8月-10月の間に、新製品としてDSP性能を向上させた「DesignWare ARC EMプロセッサ」(
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Synopsysは次の2015会計年度Q4(15年8月-10月)の売上を5億7000-8500万ドルと予測している。