2015年11月19日、Mentor Graphicsは、2016会計年度第3四半期(15年8月-10月)の売上を報告した。
発表によると、Mentorの2016会計年度Q3の売上は、前年比約0.8%減の2億9051万ドル、営業利益は前年比13%減の2569万ドルだった。この実績は前Q2実績報告時の予測通りだが、売上額が前年実績を下回るのは2014年Q1(13年2-4月)以来となる。(※GAAP基準による会計結果)
Mentorのチェアマン兼CEOのWalden C. Rhines氏は、半導体業界における事業統合が同社の業績に悪影響を与えているとコメントしているが、その一方で自動車/航空業界においては今後もEDA需要が伸びるとしている。
MentorはこのQ3(8-10月)の間に、高位合成ツールを手掛けるCalypto Design Systemsの買収を発表。新製品としてはテスト圧縮ツール「Tessent ScanPro」や自動車向けの組み込みOS「Mentor® Automotive Connected OS」を発表している。
Mentorは次期2016会計年度Q4(15年11-16年1月)の売上を3億3600万ドル程度と予測している。