2015年12月3日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2015年10月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2015年10月の世界半導体売上は前年同月比2.5%減、前月比1.9%増の289億6000万ドルで4ヶ月連続で前年実績を下回った。
世界半導体市場の停滞気調は今年7月から始まっており依然継続中。市場の動きを踏まえてWSTS秋季予測では今年の半導体市場の成長率予測を+0.4%に下方修正している。
地域別の売上を見ると欧州および日本市場が為替レートの変動で前年実績を大きく割り込んでいるが、売上額としてはそれ以上に北米市場の売上(対前年)が落ちており、3ヶ月連続の売上前年割れとなっている。中国を除くアジア市場も同様に、3ヶ月連続の売上前年割れ。
日本市場の10月売上を円ベースで換算すると前年比約0.3%減の約3241億円という計算になる。