2015年10月14日、Xilinxは2016会計年度第2四半期(2015年7-9月)決算を報告した。
Xilinxの2016会計年度Q2(2015年7-9月)の売上は、前年同時期比約13%減、前期Q4比約4%減の5億2800万ドル。営業利益は前年比23%減の1億5300万ドルだった。(※GAAP基準による会計結果)
四半期ごとの売上額で見るとXilinxは3四半期連続で売上前年割れとなっており、6四半期連続で四半期売上が減少している。
なお、Xilinxによると売上減が続く中、ARM搭載FPGA「Zynq」や20nm FPGA「Ultra Scale」ファミリ製品の売上は好調との事。XilinxはこのQ2において、TSMC16nm FinFET+プロセスで製造される最新の16nm FPGA「Zynq® UltraScale+™ MPSoC」を予定を3ヶ月前倒しして出荷開始している。
また、このQ2においてXilinxはQualcommとQualcommのサーバー向け事業に関するコラボレーションを発表している。
XilinxのQ2売上を地域別に見ると、前四半期よりもアジア市場の売上占有率が伸びている。
アプリケーション別では、主力の通信およびデータセンター向けの売上占有率が伸び、産業、航空、軍事向け売上占有率が減少している。
製品別では新製品カテゴリ(Virtex® UltraScale™, Kintex® UltraScale, Virtex-7, Kintex7, Artix®-7, Zynq®-7000, Spartan®6)の売上占有率が大きく伸び43%に達した。
Xilinxは、次期2016年Q3(15年10-12月)の売上は3-7%上昇すると予測をしている。