2015年8月3日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2015年6月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2015年6月の世界半導体売上は前年同月比2%増、前月比0.4%減の279億9000万ドルで6月の売上としては過去最高を記録した。売上が前年実績を上回るのはこれで26ヶ月連続となる。
2015年Q2(4-6月)の世界半導体売上は計840億ドルでQ1(1-3月)よりも1%増、前年比では2%増という結果。2015年上半期としては現在前年比3.9%の成長となっている。WSTS世界半導体市場予測では今年の成長率を3.4%としている。
2015年6月の世界半導体売上を地域別に見ると、日本、中国の両市場のみ前月を上回ったが他の市場が売上を落とし全体的には前月実績を割り込んだ。前年実績と比較すると北米、中国、アジアが好調な構図には変わりはなく、日本市場はドルベースで前年比13.6%減となっているが円ベースで換算すると前年比約4.9%の成長となる。
尚、調査会社のGartner社は2015年の世界半導体市場を年初の時点で5.4%の成長と予測していたが、その後2度の下方修正を行い、最新の予測は2.2%の成長としている。