2015年5月21日、Synopsysは、2015会計年度第2四半期(15年2月-4月)の四半期決算を報告した。
発表によると、Synopsysの2015会計年度Q2の売上は、前年同時期比約7.6%増、前期Q4比約2.8%増の5億5720万ドルでまた四半期売上記録を更新した。売上記録の更新はこれで5四半期連続。Q2の純利益は5560万ドルで前年実績を下回った。(※GAAP基準による会計結果)
Synopsysはこの2月-4月の間に、25G/50G Ethernet 検証用IP、エンベデッド・ビジョン・プロセッサIP、TSMC 16nm FinFET Plusプロセス向け設計IPなどIP新製品を投入。ツールとしてはカスタム・プロセッサ開発向けの新製品「ASIP Designer」をリリースした。
またバーチャル・プロトタイピング・ツール「Virtualizer」をバージョンアップしたほか、同ツールで利用するキット「VDK」のラインナップを車載システム開発向けに拡充した。
更にこの4月にはソフトウェア・セキュリティを手掛けるフィンランドのCodenomicon社を買収し、新たなソフトウェア向けソリューションを手中に収めている。
Synopsysは次の2015会計年度Q3(15年5月-7月)の売上を5億5000-6000万ドルと予測している。