2015年5月4日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2015年3月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2015年3月の世界半導体売上は前年同月比6%増、前月比0.1%減の277億1000万ドルで3月の売上としては過去最高を記録。売上が前年実績を上回るのはこれで23ヶ月連続となる。
なお、四半期ごとの売上で見ると2015年Q1(1-3月)の売上合計は831億ドルで前年同時期よりも6%の増加。各団体や調査機関の予測通り、今年の世界半導体市場は順調に成長を続けている。
SIAはこれまで世界の半導体市場を北米、欧州、日本、アジアその他地域と4つの地域に分けて統計を発表していたが、今回から中国市場の売上をアジアその他地域から分離して独立計上する形に変更した。その結果、地域別売上の統計上ではアジアその他地域に次いで中国が世界第二位の市場規模となっている。
2015年3月の世界半導体売上を地域別に見ると、前年比では北米および中国が2ケタ成長を果たしているが、前月比では北米市場が6.9%減と落ち込んでいる。日本はドルベースで前年比9.6%減となっているが円ベースで換算すると前年比約6.4%の成長となる。