CMエンジニアリングがタイミングチャートからテストベンチを生成する新製品を発表
2015年2月16日、検証/設計サービスと機能検証用のEDAツールを手掛けるCMエンジニアリングは、新製品となる機能検証ツール「SpecInsight-TEX」のリリースを発表した。
「SpecInsight-TEX」は、インタフェース仕様として作成したタイミングチャートからテストベンチの入力情報、検証シナリオ、シミュレーション実行スクリプトを自動生成するツールで、生成するテストベンチ記述はVerilog/VHDLをサポートしており、RTLとテストベンチは入力端子表から自動的に接続可能。検証シナリオは複数のタイミングチャートを組み合わせて生成できる。
タイミングチャートから簡単にテストベンチを生成できるため、設計初期の段階で素早くシミュレーションを実行出来る点、エンジニアの検証スキルを問わない点などが「SpecInsight-TEX」の特徴である。
同社は機能仕様書からRTLや検証用コードを生成するツールを「SpecInsightファミリー」として展開しているが、新製品「SpecInsight-TEX」では、アサーション自動生成ツール「SpecInsight-ACE」で生成したアサーションを取り込む事もできる。
ちなみにアサーション自動生成ツール「SpecInsight-ACE」には、タイミングチャートを簡単に作成する専用エディタが備えられているので、「SpecInsight-ACE」と「SpecInsight-TEX」を組み合わせて利用するとより検証を効率化出来そうだ。
尚、新製品「SpecInsight-TEX」の価格は公表されていないが、恐らく「SpecInsight-ACE」の価格と同レベルで数十万円程度で購入できると思われる。
※CMエンジニアリング株式会社