2015年2月27日、Mentor Graphicsは、2015会計年度第4四半期(14年11月-15年1月)の売上を報告した。
発表によると、Mentorの2015会計年度Q4の売上は、前年比約9.5%増、前Q3比約1.5倍の4億3910万ドル、営業利益は前年実績を上回る1億3953万ドルだった。この実績はQ3実績報告時の予測を上回るもので同社の四半期売上として過去最高となる。
Mentorの2015会計年度(2014年2月-2015年1月)の売上合計は、前年比約7.6%増の12億4413万ドルで過去最高、営業利益は前年比約2.6%増の1億8781万ドルという結果。(※GAAP基準による会計結果)
Mentorの2015会計年度の売上の内訳を見ると、製品分野別の構成は大きな変化は無いが、市場別で見るとアジア・パシフィックにおける売上が伸びているのが分かる。
MentorはこのQ4(11-1月)の間にCFD(数値流体力学)ソフト「FloEFD」、熱流体解析ツール「Flowmaster」をバージョンアップ。新製品としてはPCIe4.0向けの検証IP、ソフトウェア開発向けのバーチャル・プロトタイプ・キットを発表している。(※
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また1月にはFPGAプロトタイピング向けコンパイラの仏Flexras Technologiesの買収を発表しており、FPGAベースのプロトタイピング市場への参入を匂わせている。(※
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Mentorは次期2016会計年度Q1(15年2-4月)の売上を2億600万ドル程度と予測。2016会計年度は更なる成長を見込んでいる。