Mentorが産業オートメーション向け組込みシステムソリューションを発表
2015年2月10日、Mentor Graphicsは、産業オートメーション向けの組込みシステムソリューションを発表した。
今回のMentorの発表は産業オートメーション業界向けのイベント「ARC Industry Forum」の開催に合わせたもので、同社の組込みソリューションを産業オートメーション向けにも利用できるようにしたという内容。
Mentorは組込みシステム向けソリューションとして、組込みOS(Nucleus® RTOS/Mentor Embedded Linux)とソフトウェア開発環境(Sourcery™ CodeBench)の二本柱のソリューションを持っているが、これらソリューションをベースに産業オートメーション向けの機能を実装し、パートナー企業のソリューションと連携する事で産業オートメーション向けの組込みシステムソリューションを実現している。
ポイントとしては、組込みOS「Nucleus® RTOS」によるIEC 61508(一般産業の機能安全を対象とした国際機能安全規格)やWurldtech Achilles(制御機器の世界的なセキュリティ認証)のサポート、Mentor Embedded Linuxによる産業プロトコルやSELinux(Security-Enhanced Linux)の強制アクセス制御のサポートなどが挙げられる。
また、パートナーとしては、Softing AG、Icon Labs、Wurldtechといった企業と連携している。
※メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社