2015年2月2日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2014年12月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2014年12月の世界半導体売上は前年同月比9.3%増、前月比2.2%減の291.3億ドルで12月の売上としては過去最高を記録した。
2014年の半導体市場は1月から12月まで全ての月で過去最高の売上を計上、2014年の売上合計額は前年比9.9%増の3358億ドルで、当然ながら過去最高となった。
2014年世界半導体市場の売上を主要製品カテゴリ別に見ると以下の通り。
・ロジック売上916億ドル(前年比6.6%増)
・メモリ売上792億ドル(前年比18.2%増)
・マイクロプロセッサ売上587億ドル(前年比5.8%増)
・アナログ売上444億ドル(前年比10.6%増)
・ディスクリート売上202億ドル(前年比10.8%増)
メモリ売上の中でもDRAMの成長は凄まじく前年比34.7%増を記録。また、パワー・トランジスタも前年比16.1%増の119億ドルと大きな成長を見せた。
2014年世界半導体市場の売上を地域別に見ると以下の通り。
・アジア・パシフィック市場売上1943億ドル(前年比11.4%増)
・北米市場売上693億ドル(前年比12.7%増)
・ヨーロッパ市場375億ドル(前年比7.4%増)
・日本市場348億ドル(前年比0.1%増)
日本は2010年以降、ドルベースで初の売上前年比増を達成。円ベースで見ると前年比約8.5%の成長となる。(年間平均レートで算出)
WSTS(世界半導体市場統計)が2014年11月に発表した予測によると、2015年の世界半導体市場の成長率は3.4%となっている。(WSTSは2013年11月に2014年の成長率を4.1%と予測していた。)