東芝がアプリケーション・プロセッサ「TZ2100」開発でSONICSのNoCを採用
2015年1月13日、インターコネクトIPの業界大手SONICSは、東芝がアプリケーション・プロセッサ「TZ2100」グループの開発でSONICSのインターコネクトIPを採用した事を発表した。
東芝のアプリケーション・プロセッサ「TZ2100」グループは、ARM Cortex-A9 MPCoreをベースとした「TZ2000」シリーズの上位品となる組込み向けプロセッサで、「TZ200x」よりも高速かつ省電力で通信セキュリティが強化されている。製品としてはTZ2100XBG/TZ2101XBG/TZ2102XBGの3種類が用意され、最大動作周波数600MHzまで対応している。
東芝は約12年に渡りSONICSのインターコネクトIPのユーザーとして数々のSoCにSONICS製品を採用しており、既にSONICSのIPを搭載したSoCの出荷は2億を超えているとの事。今回の「TZ2100」での採用はこれまでの実績から必然の流れと言える。
尚「TZ2100」グループは昨年発表されたばかりの新製品で2015年6月より量産出荷の予定。