Mentorがバーチャル・プロトタイプ・キットの提供を開始、まずはCortex-A9ベース
2015年1月21日、Mentor Graphicsは、新たなソリューションとして「Mentor® Embedded Virtual Prototype Kits(VPK)」の提供を開始した事を発表した。
Mentorの提供する「VPK」は、ソフトウェア開発のために利用するコンピュータ上で動く仮想ハードウェアで、同社のESLツール「Vista」および組込みソフト統合開発環境「Sourcery™ CodeBench Virtual Edition」で利用できる。
仮想ハードウェアは、CPUモデル、バスモデル、周辺回路モデルを組み上げて作るが、手間がかかるためキットで提供されると開発者は嬉しい。
同じようなバーチャル・プロトタイプ・キットは、SynopsysやCarbon Design Systemsが提供しているが、CPUをはじめとした各種モデルの構造とバリエーションに各社の違いがある。
Mentorはまずは下記各デバイス向けの「VPK」を提供開始。いずれもARM Cortex-A9がベースとなっている。
「VPK」はMentorのSupportNet(https://supportnet.mentor.com)内の製品ダウンロードページからダウンロードできる。
●VPKのラインナップ:
-Altera Arria-V
-ARM Versatile Express for Cortex A-9
-Freescale i.MX 6プロセッサ
-Xilinx Zynq
※メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社