2014年10月21日、ARMは、2014会計年度第3四半期(2014年7-9月)の売上を報告した。
※売上報告記事の掲載が遅くなりました。
ARMの2014年Q3の売上は、前年比約12%増、前期比約3.4%増の3億960万ドルで前Q2に続いて四半期売上記録を更新した。税引き前の純利益は前年比約9%増の約1億6570万ドルだった。
ARMの2014会計年度の売上合計は前年比15%増の9億3500万ドル、純利益の合計は前年比9%増の4億8030万ドルとなっている。
ARMのQ3売上の内訳を見ると、ライセンスの売上が前年比約16%増の1億4250万ドル、ロイヤリティの売上は前年比9%増の1億5020万ドルだった。ライセンスの売上としては前年と比較してプロセッサ・ライセンスよりもフィジカルIPの成長率の方が高かった。
プロセッサ・ライセンスはこのQ3で43件の契約を獲得。うち半数の22件はCortex-Mプロセッサのライセンスで、7件は最新のARMv8-Aアーキテクチャ・ベースのプロセッサとなる。43件という契約数は過去最高の実績である。ライセンス内訳は下記の表の通り。
※画像はARM発表資料より抜粋
2014年Q3で出荷されたARM搭載チップの総数は約30億個で、マイクロ・コントローラとネットワーキング向けに大きく伸びた。30億個のうち11億個はマイクロ・コントローラとスマート・カードだという事でCortex-Mシリーズの出荷が増えている。
※画像はARM発表資料より抜粋