2014年Q2世界EDA売上は前年比6.3%増の約17億5790万ドル-日本は遂に2億ドル割れ
2014年10月6日、米EDA Consortiumは、2014年度第2四半期(4月-6月)の世界EDA売上報告を発表した。
EDACの発表によると、2014年Q2の世界のEDA売上総額は、前年比6.3%増、前Q1比0.7%増の17億5790万ドルで、Q2の売上記録として過去最高を達成。四半期の売上記録が前年同時期を上回るのはこれで18四半期連続となる。
2014年Q2の売上を製品分野別に見ると、主力のCAE分野とIC PhysicalDesign&Verification分野が前年割れしたのに対し、IP分野とPCB分野がともに前年比20%以上の売上増と大きな成長を見せた。
2014年Q2の売上を地域別に見ると、日本市場以外は全て前年比増を達成しており、北米とアジアは二桁成長。日本市場は前年比16.6%減で遂に売上2億ドル台を割ってしまった。為替レートの影響を加味しても日本市場における売上はかなり落ち込んでいる状況にある。
2014年Q2時点でのEDA業界の従業員数は前年比6.7%増、前期Q1比2.7%増の31259人でQ1に続いて過去最高記録を更新した。
2014Q2の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■CAE分野 5億9970万ドル 1.9%Down
■IC Physical Design & Verification分野 3億5790万ドル 4.8%Down
■IP分野 5億3200万ドル 23.2%Up
■サービス分野 8990万ドル 4.3%Up
■PCB/MCM分野 1億7840万ドル 20.3%Up
2014年Q2地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■北米 7億9440万ドル 11.2%Up
■ヨーロッパ 2億9040万ドル 3.5%Up
■日本 1億8920万ドル 16.6%Down
■アジアその他地域 4億8400万ドル 12.1%Up