2014年8月の世界半導体市場は前年比9.4%増の284.4億ドルで7月に続いて売上記録を更新
2014年10月3日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2014年8月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2014年8月の世界半導体売上は前年同月比9.4%増、前月比1.3%増の284.4億ドル。単月の売上としては過去最高の金額となった。今年の半導体市場は過去最高のペースで売上が推移しており大幅な成長が予想されている。WSTS(WORLD SEMICONDUCTOR TRADE STATISTICS)が今年6月に発表した予測では2014年は前年比6.5%の成長としていたが、2014年8月までの累計売上金額は前年比10.1%となっている。単月売上で見ると15ヶ月連続で前年実績を上回る売上を叩きだしている。
2014年7月の売上を地域別に見ると日本市場以外の全ての地域で売上前年比増を達成。欧州、アジアともに前年比10%増以上の成長を示した。日本市場は為替の関係でドルベースでマイナス成長となっているが、売り上げ的には7月と同額の売上となっており、円ベースで見ると他の市場同様に前年比10%増近い成長となる。