中国スマホメーカーkoobeeがザインエレクトロニクスの画像処理プロセッサを新規採用
2014年8月27日、国内のファブレス半導体ベンダ、ザインエレクトロニクスは、同社の画像処理プロセッサを中国のスマートフォン・メーカーkoobeeが新規採用したことを発表した。
発表によると今回koobeeが採用したのはザインのカメラ用ISP(Image Signal Processor)製品「THP7212」で、SONYのCMOSイメージセンサ「IMX214」、1300万画素カメラを搭載するkoobeeのスマートフォンの新製品「MAX3」に搭載されるとの事。
ザインの「THP7212」は1300万画素のカメラ解像度に対応した画像処理プロセッサで、ザイン独自の技術によりフレームメモリを使わずに自動補正(オートフォーカス、オートホワイトバランス、自動露出補正等)、顔検出、暗部補正、動画手振れ補正等を処理することが可能。メモリを内蔵しないことで消費電力の削減と製品コストの削減を実現している。また、チップのパッケージにWLCSP (Wafer Level Chip Size Package)を採用し、3.8mm×3.8mmと超小型チップサイズを実現している。
ザインは「THP7212」と同じISP製品ファミリとして1600万画素に対応する「THP7312」も提供しており、自動車向けのADASなどに採用されている。