2014年6月の世界半導体市場は前年比10.8%増の275.7億ドルで10ヶ月連続で最高記録更新
2014年8月4日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2014年6月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2014年6月の世界半導体売上は前年同月比10.8%増、前月比2.6%増の275.7億ドルで6月の売上としては過去最高を記録した。
世界の半導体市場はスマホ/タブレット需要をはじめネットワーク関連、コンスーマ、自動車などあらゆる分野で好調を維持しており今年に入ってから全ての月で単月売上記録を更新中。この記録更新は昨年9月から10ヶ月継続しており、単月売上が前年実績を上回るのはこれで14ヶ月連続となる。
今年の上半期(1-6月)の世界半導体売上累計は前年比11.1%増の1590億ドルとなっており、6月に発表されたWSTS(World Semiconductor Trade Statistics)の2014年春季半導体市場予測(2014年は6.5%成長)を上回るハイペースで成長を続けている。
2014年6月の売上を地域別に見ると全ての地域で売上前年比増を達成。更に先月5月に続いて全ての地域で売上が前月実績を上回った。長らく不調だった日本市場もようやく世界水準に届く成長を見せはじめており、今後下半期への成長継続に期待がかかる。